
仮想通貨投資を始めてから情報収集しているのだけど、「ナンピン」という言葉の意味が分からない。
何をどうすることを「ナンピン」というのだろう?
ナンピンは、どういう局面で行う手法なの?
メリットやデメリットもあわせて教えて欲しい。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 仮想通貨投資における「ナンピン」とは何か?
- ナンピンをするタイミング
- ナンピンのメリットデメリット
- 初心者がナンピンをするべきではない理由
- +α 仮想通貨の平均取得単価を確認する方法
こんにちは、かけるです。趣味で仮想通貨投資、株式投資をやっています。
私が初心者の頃、動画で勉強をしていて分からない単語がありました。
おそらく、本記事に訪れたあなたも初心者で、「ナンピン」の意味が分からずに困っているのだと思います。
ですので、今回はナンピンについて詳しく説明させていただきますね!
【仮想通貨入門】ナンピン買いとは何か?
「ナンピン買い」とは、仮想通貨の価格が下落している時に、保有している通貨の枚数を買い増しすること。
保有通貨の“平均取得単価”を下げることを目的とします。
これにより、利益が出る水準(=損益分岐価格)が下がるのです。
ですので、下落後にうまく上昇トレンドに復帰すれば、より早く、より多くの利益を得ることができます。
ちなみに、ナンピンを漢字では「難平」と書き、投資における“難”を平らにしようとする意味です。
お分かりの通り、ナンピンをするためには「既に通貨を保有している」状態である必要があります。
例えば、
- 2月1日に単価500万円でビットコインを1枚買いました
- その後、ビットコインの価格が下落し、400万円になりました
- 2月6日、単価400万円でビットコインを2枚買いました
となると、2月6日に購入後の平均取得単価はこうなります。
こうすることで、元々持っていた価格(=500万円)まで戻らずとも、433万円になった時点で損益はゼロになりますし、それを超えて価格が上昇すれば、含み益になるわけです。
ナンピン買いのメリットデメリット
というわけで、ナンピン買いのメリットは「平均取得単価を下げられること」ですね。
利益が出る水準を下げることで、価格上昇時により早く利益を見込むことができます。
しかしながら、もちろんデメリットもあります。
ナンピンして買ったポイントよりも更に株価が下がってしまったら、より多くの含み損を抱えてしまうという点です。
例えば、先程の例で続きをお話しします。
こうなると、「4」時点での含み損は…
平均取得単価約433万円 – 現在の単価300万円 = -143万円
-143万円×保有通貨合計3枚=-429万円
となります。
もし、「2」の時点でナンピン買いをせず、含み損を受け入れて確定売りできていれば、そんは「100万円」で済んだハズ。
…というように、ナンピン買いは“平均取得単価”を下げられますが、それが意味を成すのは、あくまでも株価が上昇に転じた時です。
予想に反して下がり続けた場合は、単に「より多くの損を被るだけ」になりますから、最大限の注意が必要です。
「下手なナンピンは大けがのもと」
計画性の無いナンピンを繰り返せば、いずれ仮想通貨投資の世界から退場を余儀なくされてしまうかもしれません。
それほど大きな含み損を抱える可能性だってあります。
仮想通貨の価格は現在大きな上昇傾向ではありますが、“今後も絶対に上昇する”保証なんてどこにもないのです。
初心者が訳も分からずナンピンをすることはオススメしません。
投資の格言に「下手なナンピンは大けがのもと」という言葉があります。
このような初心者の方は、まだナンピンには手を出さない方が良いでしょう。
それよりも先に磨くべきは「損切りのスキル」「損切りを決断する勇気」です。
ナンピン買いした直後に暴落が起きた時なんて、精神状態がおかしくなりますよ…(笑)
買いと売りのタイミングを見極められるように、合わせて勉強もしておくのがオススメ。
仮想通貨、ビットコインの平均取得単価を調べる方法
今更ですが、仮想通貨投資をやっているあなたは「持っている通貨の“平均取得単価”」はもちろん把握してますよね?
これを知らないと、今いくら利益が出ているか?あるいは損をしているか?が把握できていないということ。
もしそうなら、まずいです。
無料で始められる「クリプタクト」というツールを使えば、平均取得単価などなど…必要な情報が全て分かります。
仮想通貨投資を本格的にやっていくのであれば、入れるべき必須ツールです。
こちらで詳しく解説していますので、是非ご覧いただければと思います。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【仮想通貨入門|ナンピン買いとは何か?メリットデメリットを解説】
- 「ナンピン買い」とは、仮想通貨の価格が下落している時に、保有している通貨の枚数を買い増しすること。
- 保有通貨の“平均取得単価”を下げることを目的とします。(メリット)
- しかしながら、ナンピン買いした後に価格が上昇しなければ、含み損が膨らむだけです。
- 大きなデメリットを孕んだ戦術なので、初心者の方にはオススメしません。
- 「下手なナンピンは大けがの元」という言葉が投資の格言としてあるほどです。
- まずは「損切りのスキル」「損切りを決断する勇気」を持つところから始めましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!