
少しでもお金が増えたらいいなと思って、「投資信託」を使った資産運用を始めようと思うのだけど、借金になる可能性ってあるのかな…?
よく「投資で失敗して自己破産」みたいな話を聞くけど、そうはならない?
しっかり理解していないと怖いから、詳しく教えてもらえると助かるなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 投資信託で「借金」を負う可能性はあるのか?
- 投資における「現物取引」「信用(証拠金)取引」の違い
- 投資に失敗して借金を抱える人の特徴
- 投資信託はギャンブルではない話
こんにちは、かけるです。趣味で投資をしている者です。
今でこそ、100万円以上の金額を投資で運用していますが、投資を始める(勉強する)前はすごく懐疑的でした。
“投資”に対して、怖いイメージを持っていたのです。
多分、あなたも聞いたことがあるでしょう。
こういう失敗談。破産経験をした話。めちゃ怖いですよね。
だから私も投資をしていなかったのですが、しっかり勉強したところ、別に怖くはないものだと分かりました。
本記事では、投資を始める初心者の方に向けて、「【知って安心】投資信託で「借金」を負う可能性はあるの?」というテーマで解説させていただきますね。
怖いイメージを持っている方は、勘違いであることを理解いただければ幸いです。
【知って安心】投資信託で「借金」を負う可能性はあるの?
結論からいうと、借金をする可能性はありません。
ここでいう「借金」とは、例えば10万円投資をして、-1万円の損になってしまうようなことですね。
元本10万円を失くした上に、評価損の-1万円まで支払わなければならないような状況です。
投資信託の場合、借金をするリスクはゼロですが、「元本保証」ではありません。
つまり、10万円投資をして、10万円未満になる可能性は十分にあり得るということです。
もちろんリスクであるとともに、逆に値上がりして評価益(リターン)を出す可能性もあります。
それが投資です。元本保証の銀行とは違うので、注意してください。
なぜ、投資で借金をする人がいるのか?【信用取引】
どのような人が、投資で借金を抱える可能性があるのか。
それは、「信用取引(証拠金取引)」と呼ばれる投資をした場合です。
投資には2種類あります。
現物取引とは
通常、株式や債券などの有価証券の取引は、その時々の市場の時価で計算した売買代金を受け渡すことで行われています。
この通常の取引のことを現物取引といい、信用取引や先物取引、オプション取引などと区別する際に使われます。
単に、「現物」と省略して呼ばれることもあります。例えば、株式の現物取引では、持っている資金の範囲内でしか株式を購入することはできませんし、持っていない株式を売ることもできません。
これが、信用取引を利用すると、保有資金を超える額のお金を借りて株式を購入したり(空買い)、持っていない株式を借りて売却したり(空売り)することができるわけです。
現物取引を簡単に言うと、自分の持っている資金の範囲内で投資をするやり方です。
10万円の資金があるとしたら、当然ながら10万円までの株しか買えません。
例えば100株20万円の銘柄を買おうとしても、無理なわけです。
自分の資金内での取引なので、考えうる最悪の場合のリスクでも、「投資した金が0になる」までです。
10万円投資をしたら、最大で10万円“まで”失う可能性があるのが、現物取引です。
基本的にゼロになることはありませんけどね。
信用取引とは
信用取引とは、一定の保証金(委託保証金)を証券会社に担保として預け、保証金の約3.3倍の取引ができる制度のことです。
「売り」からの取引もできるので、下落局面でも利益を得ることが可能であり、投資機会が増えるということが大きな特徴です。
https://www.smbcnikko.co.jp/products/stock/margin/index.html
信用取引を簡単に言うと、「お金を借りて、自分の持っている資金以上の取引ができること」をいいます。
例えば、10万円しか持っていないのに、30万円持っているような感じ。20万円は証券会社から借りたお金です。
信用取引のメリットは、資金効率が非常にいいこと。レバレッジを利かせるともいいます。
最大3.3倍までの取引ができるので、要は「3.3倍の利益」が上げられる可能性があるのです。
ただ、もちろんその逆もしかり。
「最大で3.3倍のリスクを負う」ことにもなります。
例えば、10万円を投資したとしましょう。
で、-10%の評価損を食らったとします。
現物取引の場合…
10万円×0.9=9万円 ←これが、評価額になります。1万円の損です。
しかし、信用取引(3倍時)の場合…
30万円×0.9=27万円 ←3万円の評価損が発生します。損も3倍。
現物取引の場合だと、どう考えても手持ちの資金以上にお金は無くなりません。
10万円持ってパチンコをやって、10万円以上失いませんよね。
でも信用取引の場合、手持ちの資金以上に損をすることがあります。
そうすると、「借金」を作ることになるのです。
これを知るだけでも、投資の怖いイメージがなくなりませんか?
勘違いだったと気付くはず。
投資信託の場合、借金を抱えることはない
投資信託の場合、信用取引ではありません。
自分の持っているお金を預けるので、現物ですね。
つまり、借金を抱えることはありませんので、ご安心ください。
積み立てNISAを利用する方も、もちろん同じです。
基本的に借金を作ってしまうような投資というのは、
- 信用取引で無茶な投資
- 個別銘柄(〇〇会社を選んで投資)に投資
でして、個別銘柄で信用取引をするような方ではないと関係ないので、大丈夫です。
ちなみに、「FXで借金を抱えた」系の話を聞いたことがあるとは思いますが、それも同じで信用(証拠金)取引によるものですね。
勉強してから、投資信託を始めよう
私が積み立てNISA、及び投資信託についての勉強に使った本が、こちらです。
kindle専用ですが、kindleアンリミテッドに無料加入して、期間内に読んで解約すれば、無料で読めます。スマホでもOK。
投資をするには少なからず“知識”は必要になるので、ザックリでもいいので読んでおくといいでしょう。
個別株投資と違い、投資信託ならチャートを分析する必要もないし、決算書を読み漁る必要もありません。
「どこに入れるか?」を決めるだけなので、らくちんです。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【知って安心!投資信託で「借金」を負う可能性はあるの?】
- 結論、ないので大丈夫です。
- 考えられる最大のリスクでも「投資元本を失う」だけです(基本ありえないレベル)
- 借金を負うのは、「信用(証拠金)取引」をした場合
- 積み立てニーサ、投資信託を使うだけなら、借金を負うことはありません
- まずは勉強から始めてみましょう
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!