
SBI証券の口座で株のデイトレードをしてみたいのだけど、「手数料、金利(貸株料)」っていくら掛かるのかなあ?
知らないうちに、多額の手数料が取られてたら嫌だからね…。
実際にどのくらいの費用が発生するのか、具体的な金額を教えて貰えると嬉しいな。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- SBI証券でデイトレードをすると、手数料はいくら掛かるか?
- 実際に私が取引をして、発生した手数料の証拠写真
- ホームページ、ハイパーSBIから日計り信用で株を買う方法
- (初心者向けに)現物取引と信用取引の概要
- SBI証券はデイトレードに向いているのか?
こんにちは、かけるです。趣味で株式投資(デイトレードメイン)をやっています。
証券口座は「SBI証券」を使っているのですが、以前デイトレードを始める時に気になったことがありました。
本記事の内容である「手数料っていくら掛かるんだろう?」ということです。
実際にやってみると分かりますが、やるまでが知りたいですからね(笑)
「いくら掛かるんだろう…?」って。
ちょっと前の私のように、手数料がいくら掛かるのか気になる方に向けて、詳しく解説していきます。
【SBI証券】デイトレード(日計り信用)の手数料・金利は?
結論からいうと、SBI証券公式ホームページにあるこの表の通り。
日計り信用を利用すれば、「取引手数料」は完全無料でご利用いただけます。
取引手数料とは何かというと、株を約定するたびに発生する“費用”のことですね。これが何回やっても無料。
他にも、信用取引が必須となるデイトレードで掛かる費用として、「金利、貸株料」があります。
そこだけをピックアップして再確認すると…
買い | 売り | |
50万円以上 | 0円 | 0円 |
50万円未満 | 1.80% | 1.80% |
となりまして、約定代金が50万円以上であれば、諸経費は手数料も金利(貸株料)も完全無料でデイトレードを楽しめます。
約定代金が50万円未満であれば、それぞれの取引に対して“1.80%(年)”の金利(貸株料)が発生します。
実際に掛かるのは1日分ですから、1.8%÷365日=0.000049%。
例えば100万円の取引をすると、49円の金利(貸株料)が発生します。
…と言った感じでザっと結論から説明してみましたが、恐らく初心者の方だと分からない用語が多くあったはずです。よく理解できなかった方もいるでしょう。
ですので、順を追って一つずつ深掘りをしていきますね。
デイトレードをするなら「日計り信用」一択
株を買うといっても、買い方を選ぶ必要があります。大きく分けて2種類。
このうち、デイトレードをするなら「信用取引」で取引をすることが必須です。
現物取引でのデイトードは効率が悪すぎるから。
具体的な理由はこのようになります。
- 同一資金で、同一銘柄を、一日に複数回売買できないから(→差金決済取引に該当)
- 自分の資金にレバレッジを掛けられず、資金効率が悪いから
「デイトレードには信用取引が必須なんだな」とくらいに覚えておいてください。
で、SBI証券には「信用取引」の中にも3種類の取引方法があります。
- 制度信用
- 一般信用
- 日計り信用
このうち、デイトレで使うのは「日計り信用」です。
他2つの説明は端折りますが、日計り信用がデイトレ専用の取引方法として用意されているからです。
「日計り信用」を利用して株を買うと、必ずその日のうちに決済する必要があります。
そのルールの下で取り引きを行うことで、紹介した優遇を受けられるのです。
あらためて。
- 日計り信用における“手数料”は完全無料
- 金利(貸株料)は、約定代金が50万円以上なら無料、以下なら1.80%
日計り信用を含めた「信用取引」を始めるには、SBI証券で口座を開設した上で、更に信用取引を始めるための手続きが必要です。最初の状態では、信用取引ができない設定になっています。
まだやってない方は、SBI証券の公式サイトから信用取引を始める手続きをどうぞ。
【SBI証券】「日計り信用」で株を買う方法(説明画像あり)
信用取引の準備ができたら、実際に株を買っていきます。
デイトレをするとして、日計り信用を利用するやり方です。
SBI証券のホームページから日計り信用で買う方法
トップページ右上の「取引」→「国内株式」を押すと、上の画像と同じ画面が出ます。
あとは買いたい銘柄、株数を入力して、最後に「信用取引区分」を「日計り」にすればOK。
…ですが、実際はホームページから株を買う人は少ないと思います。
たいていの場合、PCソフトの「ハイパーSBI」を使うと思いますので、そちらも紹介します。
HYPER SBIから日計り信用で株を買う方法
「個別銘柄」→「新規注文」→「日計り」→数値を入力して株を購入。
購入前にはこんな確認画面が出ます。
「新規信用(日計り)」になっているかチェック。
この時、右手に手数料とか金利とか出てますが、気にしないでください。
実際に株を買った時も手数料が発生しているように表記されますが、大丈夫です。
取引が清算されたのち、翌営業日に送られてくる「取引報告書」で確認すると、しっかり手数料は引かれますので。次の項目で証拠写真があります。
【写真あり】実際にデイトレードをして掛かった手数料・金利(貸株料)

「よくわかったけど、結局のところ、実際いくら引かれるの?
具体的な数値が知れると助かるなあ」
こんな声もあると思いますで、私のデイトレ結果の写真を元に説明しましょう。
日計り信用、約定代金50万円未満
この取引は、日計り信用(デイトレード)でトヨタ自動車の株を買いました。
約定代金は約21万ということで、“50万円以上”ではないので無料にはなりませんでした。金利が掛かります。
この取引における金利は「10円」となるわけです。
あらためて手数料は掛かっておりませんので、利益から引かれる諸経費は10円のみです。 (※税金含めず)
日計り信用、約定代金50万円以上
この取引は、日計り信用(デイトレード)でソフトバンクグループの株を買いました。
約定代金は約54万ということで、“50万円以上”ですので、金利(貸株料)も無料になります。手数料もタダです。上の画像を見ればわかるでしょう。
つまり、利益分がそのまま全て手元に入る計算です。
デイトレードをするとなると、株価5000円以上(=約定代金50万円以上)の銘柄を触ることも多いので、ありがたい制度ですよね。
その点、SBI証券はデイトレードに向いている証券口座だと思います。
YoutubeにSBI証券の公式動画がありましたので、合わせて確認しておくのがオススメです。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【<SBI証券>デイトレード(日計り信用)の手数料・金利は?】
- 日計り信用における“手数料”は完全無料
- 金利(貸株料)は、約定代金が50万円以上なら無料、以下なら年1.80%
- 一日あたりにすると0.000049%。100万円の取引で49円かかる程度。
- 50万円以上の取引をすれば、手数料・金利ともに無料!
- 以上のことから、SBI証券はデイトレードに向いている証券口座の一つ。
これからデイトレを始めるあなたにとって、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!