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【基本】コーヒードリッパーの「穴の数」による味の違いは?

悩んでいる人
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「もっとおいしいコーヒーを家で作りたいなあ」と思って勉強しているのだけど、基本的なところで、“ドリッパー”って何がどう違うの?

 

ものによっては穴の数が違うし、円錐型とか台形型とか「形」も違うよね。

これらの違いで味には変化があるのかな?

 

自分好みのコーヒーを作りたいから、選び方やオススメを教えてもらえると助かる!

こんな方にオススメの記事です。

 

【この記事で分かること】

  • ドリッパーが違うと何がどう変わるのか?
  • 穴の数と形状の違い
  • 味がどう変化する傾向にあるか
  • ドリッパーの選び方

 

こんにちは、かけるです!

コーヒーを淹れるのが趣味でして、毎朝「至極の一杯」を作るため、日々試行錯誤を繰り返しています。もっと美味しいコーヒーを追い求めたいですからね。

 

 

さて、今回は「ドリッパー」についての基礎知識をお伝えします。

コーヒーを趣味として始めたばかりの方は、「ドリッパーによってどんな違いが出るの?」と気になることでしょう。私もそうでした。

 

ドリッパーは、単なる「お湯を通す機械」ではありません。

コーヒーを作る上で非常に大事なアイテムの一つなのです。

 

違いを知り、選び方を知り、自分に合ったドリッパーを見つけて貰えたらと思います。

是非参考にどうぞ!

 

この記事を書いた人
かける

こんにちは、かけるです!
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【基本】コーヒードリッパーの「穴の数」による味の違いは?

結論から言いますと、ドリッパーに開いている穴の数によって「コーヒーの味」に大きな影響を与えます。抽出穴の数はメーカーによって違います。

 

簡単に言うと…

  • 穴の数が1つの場合はお湯がゆっくり下に落ちるので、コーヒーの味が濃くなります。
  • それに対して3つの穴の場合はお湯が素早く下に落ちるので、薄めのコーヒーになります。

 

味が変わる理由、なぜだかわかりますか?

ドリップ(お湯が抜けるまでの)の時間が変わるからです。

言い換えると「お湯がコーヒー豆に触れている時間」が変わるからです

長いほど、味が出ます。

 

また、雑味やキレなどといった風味に関係してくるのも抽出穴の数。

だから、「どのドリッパーを選ぶか」によって、「どんなコーヒーが出来上がるか」に大きく影響するんですよね。

 

ドリッパーを選ぶ上で、注目すべきが穴の数。それに合わせて「形状」も変わってきます。

ドリッパーの形状で何が変わる?

「形状の違い」はどう影響するのでしょうか?

これもまた、抽出時間が変わり、味に影響します。

 

ドリッパーの形は主に2種類。

  • 台形型ドリッパー
  • 円錐型ドリッパー

 

また、実は構造の違いもあります。ドリッパー内側にある溝(“リブ”と言います)の形が違います。

  • グルッと螺旋を描くようなリブの「スパイラル形状」
  • 内側の面に直線のリブがある「ストレート形状」

スパイラルの方が抽出時間が長くなり、ストレートの方が短くなります。

 

 

以上のように、穴の数×形×リブ形状で味の出方が変わってきます。

ザックリいうと、早く抽出するとさっぱりとしたコーヒーが、長めに抽出すると深みのあるコーヒーが出来上がるということです。

 

例えば、

  • 3つ穴×台形型×ストレートリブ→抽出スピードが早い→さっぱりとしたコーヒー
  • 1つ穴×円錐型×スパイラルリブ→抽出時間が長い→深い味わいのコーヒー

になる傾向があるということ。

これを意識するだけで、「自分の好きなコーヒーを作るならどれがいいか」の候補が絞れますよね。

濃くて深いコーヒーが好きなのに、3つ穴ストレートを選んでは、きっと「思っているのと違う味」になるでしょう。

 

 

まあ、細かいことを言えば「お湯を注ぐスピード」などでまた味が変わります。

でも、味はドリッパーの特徴がでますから、基本的な情報として覚えておきましょう。

有名3社のドリッパーを比較

コーヒードリッパーの3大メーカー。

カリタ、メリタ、ハリオ。

 

各社から出ているエントリーモデルのドリッパーで、違いを解説しますね。

カリタ プラスチック製コーヒードリッパー

雑味のないすっきりとした味わいのコーヒーが好みであれば、カリタのドリッパーがオススメ。

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台形型に3つ穴構造であるため、1つ穴に比べて抽出のスピードが速いです。

 

またドリッパー内部にある縦に入ったリブのおかげで、お湯がスピーディーに浸透。そして通過。

 素早い抽出によって雑味が出始める前に本当においしい部分だけをドリップしてくれるのがこのドリッパーの魅力です。

 

「すっきりとした味わい」が特徴ですから、目覚めの1杯として朝にコーヒーを飲む方には特にオススメできるドリッパーです。

メリタ クリアフィルター

コクのあるコーヒーがお好きならメリタのドリッパーがオススメ。濃厚な一杯が味わえます。

 

このドリッパーは一つ穴×台形×ストレートリブ。

フィルター式ドリッパーの特徴は小さな一穴抽出であること。

 

このおかげで、「お湯のスピードに関係なく安定したドリップ」ができるようになります。

初心者向けとでもいいましょうか。誰が入れても美味しいコーヒーが作れるといった感じです。

 

抽出時間が長いので、他のドリッパーよりも少し濃いめの仕上がりになります。

 

「味が濃いめ」と言う特徴から、昼食後の一杯におすすめですね。

ガツンとした味のコーヒーを飲み、気分を切り替えるには、メリタがいいでしょう。

ハリオ 透過ドリッパー

まったりとした深い味わいが好きなら、ハリオがおすすめです。

 

一つ穴×円錐型×スパイラル構造。

世界75カ国以上の地域で使われておりもはやコーヒー会のスタンダードになっているのがハリオ式のドリッパーです。

 

円錐型は台形型よりも粉の層が厚くなることで、お湯が中央にむかって流れるため、コーヒー粉に触れる時間が長くなります。

だから、コーヒーのおいしさをより多く抽出してくれるといった特徴があります。

 

ハリオの場合、「お湯を注ぐ速度」で味が大きく変わります。

1つ穴といっても穴が大きいので、お湯が溜まることなく落ちるからです。

ゆっくり注いだ場合は濃厚な味になり、早く注いだ時はすっきりとした味になります。

 

「なめらかな味」ということで、例えば夜にまったり飲むのであれば、ハリオがオススメですかね。

もちろん夜でなくても全然OK。

コーヒーを趣味として楽しむなら…

説明したように、ドリッパー1つでコーヒーの味は大きく変わります。

あなたが趣味としてコーヒーの味を追い求めたいなら、あるいはいろいろ試して味の違いを感じてみたいなら、ドリッパーをいろいろ変えてみて欲しいですね。

 

おそらくコーヒーを始めて間もない方は、最初に「必要なアイテムの1つ」として、深く考えることなくドリッパーを選んでしまった方も多いでしょう。

しかし、ドリッパーは単なる「お湯を通す機械」ではありません。

何でもいいわけではなく、「自分の好きなコーヒー」を作るためには、それに合った特徴のドリッパーを選ぶ必要があるのです。

 

とはいっても、最初から「自分の好きなコーヒーの味」って、正解がどれかわからないですよね。

だから、いろいろ試して味の変化を楽しんで欲しいのです。

 

紹介した三社のドリッパーは、どれもエントリーモデル。高くはありません。

気になるようなら3つ買ってしまって、どう違うのかを実感してみて下さい。

 

コーヒーを入れるのも、飲むのも、今よりもっと楽しくなると思います。

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

【コーヒードリッパーの「穴の数」による味の違いは?】

  • 抽出時間が変わるので、味に変化が出ます。
  • 1つ穴→抽出時間長い→濃いめのコーヒー
  • 3つ穴→抽出時間短い→あっさりとしたコーヒー
  • 注目すべきは「穴の数×形状×リブ」です。
  • 各メーカーごとに特徴が違うので、気になるのは試してみるといいかなと思います。

 

というわけで、少しでも参考になれば幸いです。

ご覧いただきありがとうございました!

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