これから株のデイトレードをやっていきたいと思っているのだけれど…
「その日、デイトレをする銘柄」って、どのように選んだらよいのだろう?
どのように探したらいいのだろう?
初心者の自分にも分かりやすく教えて貰えると嬉しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 株のデイトレード向け銘柄の探し方・選び方
- デイトレに向いている銘柄の特徴
- 初心者は、最初は値動きの小さい銘柄で練習するといい理由
SBI証券のハイパーSBI2にて、デイトレードをしている私が解説します!
よければ参考にしてみて下さい。
なお、この記事の内容はYoutube動画でもご覧いただけます。
【初心者向け】株のデイトレード向き銘柄の選び方・探し方
結論から言うと、デイトレード向き銘柄の探し方・見つけ方は、「(各種)ランキング」を使うのがオススメです。
ランキングから発掘→チャート確認→リストへ登録→実際に取引 という流れです。
証券会社のアプリでも、PCツールでも、株探などのサイトでも、○○ランキングというのが毎日表示されていますよね。
私がデイトレをする際によくみるのがコチラ。
- 値上がり率ランキング
- 値下がり率ランキング
- 出来高急増
- 売買代金急増
これらを「デイトレをする前日の夜」に見ておき、気になる銘柄をピックアップし、翌日デイトレする銘柄リストを事前に作っておきます。
で、当日の気配から動きのシナリオを立てたり、寄りからの動き(チャート)を見て飛び乗ったりするわけです。
…と、端的に述べてみましたがぶっちゃけ難しいですよね。
順に詳しく深掘りして解説していきます。
そもそも「デイトレ向けの銘柄」とは?
基本中の基本、当然ではありますが、デイトレード=当日中に売買が完結するやり方です。
原則株の持ち越しはしません。
当日中の値動きによって売却益を出し、その積み重ねによって小さな利益を大きな儲けにしていくのがデイトレードです。
そんな「デイトレード向けの銘柄」とは、何を条件に適した銘柄なのでしょうか?
結論、大事なポイントは2つです。
デイトレ向け銘柄を選定する観点は、中長期投資をする方の銘柄選びの視点とは全く異なります。
流動性は高いか(出来高は多いか)?
デイトレードにおいて流動性(出来高の多さ)は非常に大事です。
なぜならば、「買いたい時/売りたい時にすぐ売買が成立(約定)するか?のスピードに関わってくるから」ですね。
流動性の低い銘柄というのは、あまり取り引きされていない銘柄を指します。
それは、板や歩み値を見ればよく分かります。
全然取引がされないので、“現在値”のまま中々動かないのです。
買い板を食っていく気配もはければ、売り板にぶつけてくるような動きもない。
となると、仮にそんな銘柄でデイトレードしようと思ったらどうでしょうか。
ということになるわけです。
デイトレードは一日に何十回も何百回も取引を積み重ねるわけですが、そもそも流動性のない銘柄では数多く取引するには不向きなんですよね。
なので、「流動性が高いかどうか?」「出来高が多いかどうか?」が大事になってきます。
また、流動性は次に紹介する「値動き」にも大きくかかわってきます。
大きな値動き(ボラティリティ)があるか?
デイトレードの銘柄選びに大事なことのもう一つは「大きな値動き(ボラティリティ)があるか?」です。
値動きが小さいと利幅を取ることができないからですね。
デイトレードはキャピタルゲイン(=売却益)を目的に取引するわけですが、
- その利益をより大きくするため
- 取引のチャンスを増やすため
に、「大きな値動きがあること」が望ましいです。
値動きが小さい銘柄ですと、仮に上昇を見込んで株を買ったとしても、上がるまでに時間が掛るようではタイムロスです。機会損失。デイトレに向いていません。
変動幅の大きい銘柄であれば、すぐ上がったり、逆にすぐ下がったりするので、効率よく売却益を得ることができます。
この内容で指す「大きな値動き(変動幅/ボラティリティ)」というのは、別に上昇でも下落でもどちらでもいいのです。
とにかく動いているかどうか。激しい値動きがあるかどうか、が大事になってきます。
分かりやすく言えば、こんなチャートをした銘柄→「WWW」が、デイトレには向いているということです。
これだけ変動があれば、買いで入るチャンスも売りで入るチャンスも存分にあります。
タイミングが合えば大きな利幅を取ることもできます。
翌日デイトレする銘柄を見つける方法
というわけで再確認。デイトレードに向いている銘柄選びのポイントは2つ。
- 流動性は高いか(出来高は多いか)?
- 大きな値動き(ボラティリティ)があるか?
これらを意識しつつ、「翌日デイトレする銘柄の見つけ方」を紹介します。
※なお、今回は私が使っているSBI証券の「ハイパーSBI2」を使って解説しますが、各証券会社から出いてるツールでも出来る内容となっています。
流れは以下の通り。
チャートとランキングを表示
チャートとランキングを開きます。(ランキングから銘柄を探り、チャートが見れればOK。出来高は表示させよう。)
※例えばハイパーSBI2なら「銘柄リンク」を使うことで、効率よく見ることが可能です。
ランキングは適当に、
- 値上がり率ランキング
- 値下がり率ランキング
- 出来高急増
- 売買代金急増
このあたりをざっと開きます。
ランキングに並んでいるうち、「出来高」が100万株を超えるような銘柄をタップして、チャートを確認していきます。
チャートが出来高を伴って大きく上げたり、下げたりしているような銘柄を見つけていきます。
チャートの形、出来高などから判断して「入れそう」と思った銘柄をピックアップしましょう。
※何をもって「入れそう!」と思えるか分からない方は、まずはテクニカル分析を学習してください。
デイトレリストへピックアップ
ハイパーSBI2の場合、「登録銘柄」というのがあります。
要するに“お気に入りリスト”みたいなものです。
デイトレというリストでも作って、そこに入れていきましょう。
これはSBI証券ではなくても、どこの証券ツールでも登録銘柄機能はあるはずです。
分からなければ最悪、メモに証券コード書くとか…。
【デイトレ当日】登録銘柄で気配や動きを確認→注文するタイミングを探る
ハイパーSBI2ですと、こんな感じで登録銘柄のタイル表示=ミニチャートでの表示が可能です。
デイトレ当日はあらかじめ登録した10銘柄ほど用意しておき、チャートや板を見つつ、入る銘柄を探っていくって感じですね。
もちろん、デイトレ当日中も、デイトレしながらランキングなどから入れそうな銘柄を都度探していくって感じもOKです。
- いつ入ったらいいの?
- どうやって注文したらいいの?
という悩みについては、本記事のテーマとは逸れるため割愛させていただきます。
初心者は「デイトレ向け銘柄」以外で練習するといい
ただ、「これからデイトレを始めてみる」という初心者の方は、まずは今言った“デイトレ向け銘柄”以外でトレードの練習をしてみると良いです。
なぜ、紹介した「デイトレ向け銘柄」をオススメしないのか?
慣れてきた人にとって「デイトレ向け銘柄」は効率がよくてオススメなのですが、初心者からしたら正直難しいかなと思います。
多分できません。私は無理でした。
デイトレ向け銘柄を触るようになるのは、ある程度取引をしてからの方が良いです。トレードに慣れてからの方が良いです。
ホントの最初は、
銘柄を100株でトレードしてみるといいと思います。
例えばパッと思いつく感じで…
- メルカリ
- 三菱UFJ
- 日本製鉄
このあたりが練習にはちょうどいいと思います。
また、時間帯も後場(12:30-15:00)の方が参加者が少なく動きが緩やかで、じっくり考えながらやるにはちょうどいいですよ。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【初心者向け!株のデイトレード向き銘柄の選び方・探し方】
- デイトレード向き銘柄の探し方・見つけ方は、「(各種)ランキング」を使う
- 大事なポイントは2つ。
- チャートとランキングを表示
- デイトレリストへピックアップ
- 当日にリストからミニチャートで気配&チャート確認
→タイミングを見計らってIN - ※ただし、デイトレ初心者に「デイトレ向け銘柄」はオススメしない
- 変動幅が大きすぎて、多分難しすぎるから。
- まずは簡単な銘柄から取引に慣れることをオススメします。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!