・ハイパーSBI2で、信用買い残や売り残の確認方法が知りたい。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- ハイパーSBI2で、信用買い残や売り残(信用倍率)の確認方法
- チャートで週次信用残を表示させる方法
- 過去の状況を時系列でみる方法
新たな銘柄にエントリーする前に、信用残の状況を確認する方も少なく無いはずです。
買い残は将来の“売り”需要、売り残は将来の“買い需要”に繋がるため、状況を把握しておくことはとても大切だからです。
今回は、その確認方法について解説します。
【ハイパーSBI2】信用買い残・売り残の確認方法
結論から言うと、
- ツールバー「個別銘柄」を開く
- 画面右側で「信用」タブを選択
信用タブの中に買い残/売り残、そして信用倍率が載っています。
こちらで売り買いの需給を把握することができます。
買い、売りのどちらかに偏っている銘柄は注意が必要ですね。特に買い残よりも売り残(空売り)の方が多い銘柄は要注意です。
売りが多くて信用倍率が1を割る状況を“売り長”といいますが、この状況で安易に空売りするのは危険が伴います。なぜなら「踏み上げ」が起こって大損をする可能性があるからです。
踏み上げとは…
値下がりを予想して信用取引などで売り建てていた投資家が、逆に上昇したことで止むを得ず損を承知で買い戻すことはよくあります。信用取引などの買い戻しを巻き込んで相場が上昇することを「踏み上げ」といいます。特に仕手株や中小型の材料株などが「踏み上げ相場」に発展するケースは、珍しくありません。
引用:SMBC日興証券
というわけでして、通常の買い需要に加えて空売りの買い戻しによる買い需要が加わることによって、勢いよく株価が上昇することを言います。
売り長の状況では空売りをしている売り手が多いわけです。もちろんそのまま株価が下落して売り手が利益を得られることもおおいですが、簡単に「踏み上げ」が起こり得る状況だということを把握し、注意しておくことは大切です。
逆に、踏み上げを狙って買いを入れるのも狙いの一つになります。
週次信用残の確認方法
上記で紹介した方法では、直近の信用残高が確認できました。
次に、「過去はどのような信用状況だったのか?」の推移を確認するために、週次信用残の見方を解説します。
チャートに週次信用残を出す方法
- チャートウィンドウを開く
- 「週足」を選択
- 右上の「テクニカル」→「出来高指標」→「信用残高(週足)」にチェックを入れる
- 右上の「虫メガネマーク(数値情報の表示)」をクリック
このように設定すれば、週足チャートの下に買い残・売り残のグラフが表示されます。
また虫メガネマークをONにしているので、カーソルを当てたローソク足(期間)の信用残高が左上に表示されます。
週次信用残の時系列データを確認する方法
今のやり方では折れ線グラフで表示しましたが、時系列で残高を表示することもできます。
- 「個別銘柄」ウィンドウを開く
- 右上の「時系列」をクリック
- 足種を「週足」に変更
- (任意の期間を選択。デフォルトは直近一年)
- 「照会」をクリック
- 出てきたデータを右スクロールすると、買い残/売り残/信用倍率が出てくる
このようにして週ごとの信用残高推移が見れます。
個人的には、チャートに表示するより時系列データの方が見やすいかなと思います。
“銘柄リンク”にも対応しているので、銘柄発掘を行う際は画面に表示しておくと確認がスムーズです。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【ハイパーSBI2 信用買い残・売り残の確認方法】
- 個別銘柄の「信用」タブから確認する方法
- チャートに週次信用残を表示する方法
- 時系列で週次信用残を出す方法
今回は、これら3つのやり方を紹介しました!
信用残は気にする人もいれば、全く見ないという人もいるようですが、まあ見ておいて損はないかなと思います。
関連情報として、機関投資家の空売り状況が見れる「空売りネット」というサイトも知っておいて損は無いですね。
というわけで、最後までご覧いただきありがとうございました!