SBI証券で株の取り引きをしているのだけど、“株の空売り”ってどうやるの?
最近株の勉強してたら、株価が下がることで利益が出る「空売り」の存在を知ったから、やってみようと思ってね。
スマホとパソコン、どっちのやり方も教えて貰えると嬉しいなあ。
注意点もあればザックリでいいから教えて欲しい!
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- SBI証券で株の空売りをやる方法(パソコン、スマホ)
- 信用取引とは何か?
- 諸費用(金利と貸株料、手数料)について
- デイトレードするなら「日計り信用」を使うべき理由
- 株を始める上での必読書紹介
こんにちは、かけるです。趣味で株式投資、仮想通貨投資をしている社会人です。
今回は、「SBI証券で株の空売りをする方法」について紹介します。
空売りが使えるようになると、株の上昇局面のみならず、下落局面でも利益を上げることができるのです。
稼げるチャンスが2倍になりますので、マスターできれば強い武器になるでしょう。
株を始めたばかりの初心者の方に向けて、詳しく解説します。
そもそも「空売り」とは?
まずは空売りについておさらいしていきます。
空売りとは…
普通は株価が上がれば利益が出ますよね。その反対です。
下部が上がると利益が出ることをロング(ポジション)、下がると利益が出ることをショート(ポジション)とも言います。
空売りは、「信用取引」における取引の一つでして、証券会社から株式を借りて売り建て(ショートポジションを持つ)、期日までに買い戻して株式を返却し、その差額で利益を狙う取引のことです。
>>株の空売りとは?
このシステムを理解するためには、松井証券さんが出している動画がオススメ。
私の場合は、合わせてこちらの本を読んで勉強もしました。
信用取引の内容をしっかり理解せずに使うと、恐ろしいことがおきます。最悪の場合借金にもなり得る。
特に空売りは注意が必要です。
「買いは家まで、売りは命まで」という格言があるほどですからね。
「買いの損失は最悪の場合で家を失うくらいで済みますが、売りの損失はヘタすると命まで失うよ」ってことです。
でも、使い方さえ間違えなければ大丈夫。ということで、ルールをまだ理解していない方は、知識のインプットから始めましょう。
SBI証券で信用取引口座を開設する
といっても、ボタンをカチッと押すだけです。
特に難しい手続きはありません。
こちらのページから行ってください。なお、承認までに数日かかるかもです。
SBI証券|株の“空売り”のやり方を解説【パソコン/スマホ】
今回は、SBI証券で空売りをする3つのやり方について解説します。
実際の画面をスクショしていくので、真似してみてください。
なお、専門用語が登場しますので、あらかじめ理解しておくことをオススメします。
- 指値、成行とは?
>>>指値、成行注文とは?
- SBI証券の「日計り信用」とは?
>>【SBI証券】デイトレード(日計り信用)の手数料・金利は?
>>>【SBI証券】デイトレードのやり方を解説【初心者向け】
- 制度信用と一般信用の違い
>>>信用取引の「制度信用」と「一般信用」の違い 特徴を知って賢い株取引を
SBI証券のホームページからやる方法
>>SBI証券の公式サイトへアクセス。
ログイン後、「銘柄を探す」に任意の文字を入れて検索します。
今回は例として、ソフトバンクグループにしました。
右上の「信用売」をクリック。
注文を作成していきます。
ここも、注文方法を事前に勉強しておかないと分からないと思います。
指値、成行、逆指値…いずれも約定システムが変わりますから、要確認。
信用取引区分は、
- 一日(デイトレード)なら「日計り」を選択
- 複数日保有するつもりなら「制度信用」を選択
続いて「注文確認画面へ」をクリックし、注文内容を確認した上で「注文発注」を押せば、株の空売りができます。
PCツール「ハイパーSBI」でのやり方
PCで株をやるなら、ハイパーSBIをメインで使うことになると思います。
以前は有料でしたが、今は誰でも無料で使えるので、これを使わない手はないですね。
ハイパーSBIを開き、左上の銘柄コードに任意の文字を入力。
個別銘柄の画面が開きます。
「新規注文」タブをクリックし、信用区分を選びます。
今回は信用売りをするので、画面左側のボックス内をクリック。
緑色になります。こっちが売りです。右側でやると「買い」になるので注意です。
注文方式、株数、(指値なら)株価を入力し、「売確認」へ。
確認画面が出ますので、「注文発注」を押せば空売りができます。
スマホアプリでのやり方
銘柄検索→任意の文字を入力して検索
赤文字の「取引」を押すと、ホップアップが出ます。
「信用新規売り」をクリック。
注文内容を設定後、発注ボタンをクリック。
再確認後、正式に発注されます。空売り完了。
空売りの利確は「返済買い」
空売りが約定したら、実際に自分の株に“含み益”や“含み損”が発生します。
それを最終的に確定させるには、どうしたらいいでしょう?
答えは「返済買い」ですね。
空売りは証券会社から株を借りて、それを先に売っているわけですから、返済するために買い戻すのです。
それぞれのやり方は、紹介したやり方とほぼ同じです。
注文を「信用新規売り」にしたところを、「返済買い」にするだけ。
後は同じように注文内容を自分でカスタマイズしていき、発注すればOK。
株が約定した時点で利益や損失が確定します。
なお、信用取引は現物取引と違い、「金利」や「貸株料」といった費用が掛かります。
>>>【SBI証券】デイトレード(日計り信用)の手数料・金利は?
このことを念頭に置いて、トレードをしましょう。
デイトレードするなら「日計り信用」を使う
信用取引でショートをするにしても、ロングポジションを持つにしても、それが「デイトレード(一日で完結する取引)」であれば“日計り信用”を使うのが良いですよ。
SBI証券の場合、日計り信用は取引手数料が無料です。
しかも、1回の約定代金が50万円以上(=株価5000円以上)であれば、金利や貸株料も無料。
場合によっては手数料が何も掛からないので、使わない手は無いです。
「デイトレードなら日計り信用」とだけ覚えておきましょう。
>>>【日計り信用】取引手数料0円/約定代金50万円以上の金利・貸株料は0円
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【SBI証券|株の“空売り”のやり方を解説(パソコン/スマホ)】
- 空売りするなら「信用新規売り」をクリック
- デイトレなら“日計り信用”、複数日に渡って保有するなら“制度信用”を選択
- 約定した直後から、含み損益が発生します。
- 最終的に利益損益を確定するには「返済買い」をクリック
- 基本的に金利や貸株料が掛かるので、注意しましょう。
- デイトレ勢はSBI証券の日計り信用を使えば、一定条件で全て無料です。
というわけで、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!