ハイパーSBI2を使って株のトレードをしているのだけど、画面に出てくる「記号」の意味が分からなくて気になってる。
いっぱいあるけど、例えばこんなやつ↓
- 寄
- 引
- 特
- 連
- V
- O
- A
- M
- C
これらがどういう意味を表しているのか?
初心者にも分かりやすく教えて貰えると嬉しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- SBI証券のハイパーSBI2に出てくる記号の意味
- 「引」「寄」「特」「連」
- 「V」「O」
- 「A」「M」「C」
- 「G」「N」
- 「決算」の色による違い
なお、こちらの内容はYouTubeからでもご覧いただけます。
【SBI証券】ハイパーSBI2に出てくる記号の意味【引/V/O等】
実は、記号の意味は全てSBI証券の公式サイトに書いてあります。
ただページが複数にまたがっていて探すのが大変かと思いますので、本記事にて要点をまとめてお伝えしますね。
結論から言うと、基本的な各記号の意味はこのようになります。
(全てではありませんが、これらを押さえておけば概ねOK)
のちほど、「G」や「N」といったマークについても言及します。
まずはこれらについて、詳しく説明していきますね。
記号の意味1 「寄」「引」「特」「連」
一部、こちらの表に載っている通りです。
>https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/guide/tool/hyper_sbi_2/02_basic/stock_mark.html
「寄」…寄付きの見込み価格
寄付きの見込み価格を表します。
「おそらくこの価格で寄る(売買が始まる)のでは?」というポイントです。
ただし、寄付きの直前に大きな注文が入ったり、逆に注文が取り消されたりすると「寄」の位置は変わります。あくまでも参考程度に見ておきましょう。
「寄」マークは板寄せが行われるタイミングで表示されるわけですが、それは前場、後場の寄付きのタイミングであったり、場中の売買中断時もこのマークが表示されます。
「引」…引けの見込み価格
引けの見込み価格のことです。
「おそらくこの価格で引ける(売買が終わる)のでは?」というポイントです。
「寄」と同様、直前の注文などによって記号の位置は大きく変わることがよくあるため、あくまでも参考程度に見てください。
「引け」は一日で2回あります。前場(~11:30)と後場(~15:00)の終了時です。
特に後場の引けを「大引け」といいます。
あらためて、この「引け」のタイミングでおそらくこれくらいになるだろう…というのが「引」マークになります。
ちなみに、フル板上で(↑とは別の)「引」記号をクリックすると、引けの条件付き注文が表示できます。
これらを加味し、「引」記号の位置が決まってきます。
「特」…特別気配
「特別気配」のことです。
- 特別売り気配=特売り
- 特別買い気配=特買い
…って、聞いたことありませんかね?そのことです。
「特別気配とは何ぞや?」
って方が大半でしょうから、簡単に解説します。
特別気配とは、直近の約定値段から一定の範囲内であれば、ザラ場中は即時に売買が成立しますが その一定の値幅(気配の更新値幅)を超える場合は即時に売買を成立させず、特別に呼値の周知を図るよう気配値段が表示されることを言います。
引用:SBI証券 特別気配とは
まあ要するにですね、「需給が著しく偏り大きく値が動きそうな時は、一旦売買を中断して冷静になってもらうとともに、注文したい人を呼び込む時間」というのが特別気配ですね。
そこですぐに注文が増え、売買が成立しそうならすぐに再開しますが、
特別気配になってもなお需給の偏りが著しい場合は、3分間隔で特別気配を更新して徐々に売買が成立する値段に近づいていきます。
ぶっちゃけ難しくて意味わからないと思いますが、最初のうちは“特”が表示されていたら「なんだか大きく動きそうだぞ!」と意識しましょう。
「連」…連続約定気配
「連続約定気配」のことです。
特別気配と似ているようで、ちょっと違います。
松井証券さんの説明を見ると理解しやすいです。以下、要点を引用しました。
「連続約定気配」は、価格の急変動を抑えるために導入された制度です。
連続約定気配の表示は2パターンあります。
- 大口注文の到来により、間を置かず連続約定して直前の約定価格から更新値幅の2倍を超えて買い上がる(売り下がる)場合
- 小口注文の多数到来により、一定時間(60秒)以内に更新値幅の2倍を超えて買い上がる(売り下がる)場合
つまり、連続約定気配というのは、「ダダダダッ」と連続して買いor売りが約定し、大きく値が動いたところ(=更新値幅の2倍)で出るアラートです。
違いをサクッと理解するならば、イメージはこんな感じ。
このような急激な値幅変動に対応するための小休止が「特」や「連」というわけです。
板に出ていたら要注意。
記号の意味2 「V」「O」
>>https://faq.sbisec.co.jp/answer/624d0304d4e8832d29e98af3
「O」…始値
「O」は始値を表します。
その日、最初に寄り付いた価格ですね。
「V」…VWAP
「V」はVWAP(ブイワップ)を表します。
VWAPとは?
→「売買高加重平均価格(Volume Weighted Average Price)」
のことでして、 当日の価格ごとの出来高で加重平均を算出した価格です。
VWAPを見ることで…
といったふうに見ることができ、相場の強弱を測る一つの指標になったりします。
VWAPを意識してトレードする方も多いです。
記号の意味3 「C」「M」「A」
>>https://faq.sbisec.co.jp/answer/5ef9a7ced46ae80016c2b15b
「C」…キャッシュ。現物(加重平均)保有証券
Cは現物の(加重平均)保有証券を意味します。
つまり、現物で持っている銘柄の板にのみ表示される記号です。
「M」…マージン。信用保有証券
Mは信用保有証券を意味します。
信用(売り・買い共通)で持っている銘柄の板にのみ表示されます。
「A」…アベレージ。信用の加重平均保有証券
Aは信用の加重平均保有証券です。
複数建玉を持っている場合に表示されます。
日計り信用を使ってデイトレしている方なら、「M」と「A」はよく見る記号かと思います。
【ちなみに】板の記号をドラッグ&ドロップで注文できる
これら記号は板上でドラッグ&ドロップすることで反対売買(決済)をすることができます。
私は、スピードが大事なデイトレの板注文でよく使います。
使い方について動画で解説中ですので、ご覧ください。
ランキングなどに載る「G」や「N」記号について
「N」…ニュース
>https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/guide/tool/hyper_sbi_2/02_basic/stock_mark.html
Nはニュースです。
決算情報であったり、株価の騰落情報、企業の発表などが載ります。
「G」…ギャップマーク(3%以上の乖離)
>https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/guide/tool/hyper_sbi_2/02_basic/stock_mark.html
「G」はギャップを知らせるマークでして、始値が前日終値より3%以上乖離した場合に表示されます。
「決算」記号の色に注目
>https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/guide/tool/hyper_sbi_2/02_basic/stock_mark.html
決算シーズンになると、銘柄名の前に「決算」マークがついているのをよく見かけるでしょう。
この「決算」の色によって決算日が分かります。
知らないうちに決算銘柄を持ち越してしまうと、意図せず大きな変動に巻き込まれてしまいますから、決算シーズンはトレードする前にチェックしておくと安心です。
もちろん僕も、知らずして「決算持越し」してしまったことはあります…(笑)
意図せず決算ギャンブルになって~そして負けていくぅぅゥ~!!
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【SBI証券】ハイパーSBI2に出てくる「記号」の意味を調べてみた!
- 寄:寄付きの見込み価格
- 引:引けの見込み価格
- 特:特別気配
- 連:連続約定気配
- V:VWAP
- O:始値
- C:現物(加重平均)保有証券
- M:信用保有証券
- A:信用(加重平均)保有証券
- G:ギャップ(3%以上の乖離)
- N:ニュース
- 決算:色によって銘柄の決算日を判断
てな感じです!
ハイパーSBI2を使い始めたばかりの方だと、知らなかった方も多いはずです。
結構便利に使えるツールなので、ぜひこれからも使ってみて下さい!
手数料も安い(基本無料内でできる)ですし、私はSBI証券が好きですねー。
というわけで、少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!
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