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SBI証券|PTS取引のやり方+手数料について【ハイパーSBI2/アプリ】

お金
かける
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こんにちは、かけるです。

普段はYouTubeにて株の情報を発信しています。

 

先日、視聴者さんよりこのような質問をいただきました。

ちょっと書き出してみます。

 

悩んでいる人
視聴者さんの悩み

初歩の初歩ですみません。

PTS取り引き方法を教えて下さい。宜しくお願い致します。

 

 

「PTS(私設取引システム)」を使った取引のやり方ですね。

 

“PTS”と聞くと、初心者の方ですと「え、なんか上級者が使ってるやつだよね??夜とかでも取引できるやつでしょ??」なんて思うかもしれません。

ですが、全くそんなことはありませんよ!

 

かける
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実は既に株取引をした経験がある方なら、誰でも問題なく、簡単に使いこなせると思います。

 

「なんだ、これだけ!?」ってな感じで(笑)

 

本記事では、質問頂いた「PTS取引の基本的なやり方」に加え、PTS取引をするなら知っておくべき情報をまとめてお伝えします。

よければ参考にして見て下さいね。

 

※本記事は株を始めたばかりの初心者向けの内容となっております。

 

なお、こちらの内容はYouTubeからでもご覧いただけます。

「PTS(私設取引システム)」とは?

PTSとは

PTSの概要

かける
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本題へ入る前に、まずは「PTSとは?」という言葉の説明から行いたいと思います。

 

株を始めたばかりの方ですと、聞きなじみのない方も多いでしょう。

私もPTSの存在を知ったのは、株を始めてから半年が過ぎた頃でしたから。

 

 

「PTS(=Proprietary Trading System)」とは何か。

SBI証券の公式サイトにある文を引用して紹介しますね

 

PTSとは、通常株式の取引が行われる取引所(東京証券取引所など)とは別に設けられた私設取引所で行われる取引のことをいいます。

PTSは私設取引所ですので、証券取引所の取引時間外でも取引できるのが最大の特徴です。

 

SBI証券の場合、ジャパンネクスト証券株式会社が運営するPTS市場で取引をすることができます。

かける
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「東京証券取引所」などの公設の大きな取引所ではなく、民間企業が用意した「PTS」と呼ばれる別の小さな取引所があるんだな!へぇー!

 

まずはこのくらいの認識で大丈夫です。

 

 

PTSで買った株は、通常の東証などを通じて買った株と同じように扱われます。

ですので例えば…

  • PTSで買った株をPTSで売却することも可能
  • PTSで買った株を(普通に)各取引所で売却することも可能
  • (普通に)取引所で買った株をPTSで売却することも可能

 

上記のような取引はいずれも可能です。

PTSのメリット/デメリット

(SBI証券の場合)PTS取引ではどのようなメリットがあるのか?特徴は下記の通りです。

【PTS取引を使うメリット】

  • 取引可能な時間が長い
  • より有利な値段で約定できる
  • 手数料が安い/夜は無料

詳しくは、SBI証券公式サイト「PTSとは?」に記載があります。

 

かける
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寄付き前(8:20~9:00)の通勤中や、夜間(16:30-23:59)の取引ができるのが大きな魅力です!

 

反対に、PTSを使う上での注意点は下記の通り。

【PTSを使う上での注意点】

  • 取引量(流動性)が少なく、思い通りの株価で売買できないこともある
  • 注文方法は「指値」のみ
  • 期間は「当時中」のみ
  • 通常の取引時間以外は「現物取引」のみ
  • 非対応銘柄もある

…こんなところですかね。

 

メリット/デメリット、絶対に知っておくべき要点だけまとめると…

【PTSのここが重要!】

  • PTSの取引時間は8:20~16:00(デイタイムセッション)/16:30~23:59(ナイトタイムセッション)
    ※通常の取引時間は9:00~11:30/12:30~15:00
  • 手数料が安い(特にナイトタイムセッションは無料 ※後述します)
  • 注文に縛りがあり、「指値」のみ、「当日中」のみ、通常の取引時間以外は「現物」のみ

こんな感じ。

手数料については後ほど詳しく説明したいと思います。

 

かける
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なお、SBI証券のPTS取引は、口座を開設している方ならだれでも使うことができます!

 

別途手続きは必要ありません。

【SBI証券】PTSの手数料(スタンダード/アクティブプランとは別体系)

PTS取引の手数料について

PTSの手数料について追加で説明しますね。

取引をするなら知っておかなければなりませんので。

 

SBI証券のPTS手数料は下記の通りです。

SBI証券 PTS 取引手数料

画像:SBI PTS

 

ただ、実際に全てのPTS取引で「取引手数料がかかるのか?」というと、違います。

ポイントはページの下にある“※”ですね。

 

  • ※スタンダードプラン及びアクティブプランの手数料体系とは異なります。

 

  • アクティブプランをご利用のお客様が、SOR対象銘柄のご注文についてSOR判定が行われた結果、PTSでの約定となった場合、「約定代金合計額」にPTS取引での約定代金が加算されて、アクティブプランの手数料が計算されます。なお、アクティブプランをご利用のお客様が、発注市場にPTSを選択し、PTSでの約定となった場合は、1注文の約定代金に対して手数料がかかるPTS取引手数料が適用されます。

 

  • スタンダードプランをご利用のお客さまは、SOR判定により、全数量がPTS市場で約定した場合、または、1注文が複数市場(証券取引所(当社優先市場)、PTS市場に跨って約定が成立した場合は、PTS取引手数料が適用されます。

…というわけなんですが、ちょっと複雑で分かりにくいですよね。

 

かける
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要するに…

 

  • PTS利用時は、手数料体系は「PTS手数料」が適用され、普段のスタンダード/アクティブプランは関係ない
  • ナイトタイムセッション(16:30-23:59)の取引手数料は無料
  • デイタイムセッション中に“自分の意志で”PTS市場へ発注した場合は、(プラン関係なしに)PTS手数料が発生
    →つまり、寄付き前の発注は確実にPTS手数料がかかる
    →取引時間中に自らPTSへ発注すればPTS手数料が発生
  • 取引時間中にSOR(※後述します)判定によって“自動で”PTSでの約定となった場合、アクティブプランなら約定代金合計に加算され(100万円以下無料)、スタンダードプランなら(より安い)PTS取引手数料が適用される。

という意味ですね!

(一応、SBI証券のサポートに問い合わせて確認しました。)

 

PTSを利用するのは主に夜間が多いかなと思いますので、夜しかPTSを使わなければ基本的には“無料”で使えるってわけです。

デイタイムセッション中に自分でPTSを選択した場合のみ、PTS手数料が掛かりますのでご注意ください。

 

かける
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直接PTSに発注をしたことがない方も、SOR注文によって気づかないうちにPTSを使っていたことはあると思います!

【SBI証券】株アプリ/ハイパーSBI2 PTS取引のやり方

かける
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前置きが長くなりましたが、いよいよ本題である「PTS取引のやり方」を説明していきます!

 

  1. スマホの株アプリ
  2. PCのハイパーSBI2

この順で説明していきますが、メインは株アプリを使ったやり方です。

ハイパーSBI2はサラッとふれる程度の説明です。

 

というのも、PTSは夜間で取引する場合が多いかなと思うのですが、流動性が低いのでスマホから発注しても特に不便さを感じないからです。

 

 

株アプリでPTS取引をする方法

普段から取引をしている方にとっては、拍子抜けするくらい簡単です(笑)

夜間にやる想定で、「現物」「指値」で設定をしてみますね。

※通常の注文はやったことがある前提で話します。

SBI証券 PTSで注文

 

【PTSの注文手順】

  • 画面左上「PTS」をタップ ※注文画面でも変更可
  • 「現物買」を選択 ※夜間は現物のみ
  • (PTSになっているか再度確認)
  • 余力の確認
  • 株数の入力
  • 指値を入力 ※指値のみ
  • 「発注」をタップ

 

SBI証券 PTSで注文

  • 市場「PTS」をチェック
  • 注文履歴から約定したかチェック

 

SBI証券のPTSで取引

  • 約定したら、保有証券に現物株が入る
  • 売却は、PTSでも公設市場(東証など)どちらでも可能
    ※PTSの売却手順は一緒で、現物売りの“PTS”からやるだけです。

 

かける
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あらためて、夜間のPTS取引は手数料が無料です!

 

このように、現物で持っておくと夜間でもPTSを利用した取引ができるというメリットもあります。

ハイパーSBI2でPTS取引をする方法

操作方法というか、ボタンの位置だけお伝えします。

おそらくハイパーSBI2を使っている方なら、ある程度通常の取引には慣れていると思いますので!

 

ハイパーSBI2でPTS取引をする画面の開き方は2パターンあります。

【PTSの開き方】

  1. 「個別銘柄」タブから開く方法
  2. 「取引」タブから開く方法

 

ハイパーSBI2 PTS取引

↑個別銘柄画面から開く方法です。

 

 

ハイパーSBI2でPTS取引

↑取引ポップアップから開く方法です。

 

かける
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なお、フル板画面からPTSの注文をすることはできません。

※ボタンはあるけど押せません。

PTSの活用方法

PTSの活用方法

補足として、PTSの活用方法の一例を紹介します。

 

【PTSの活用方法】

  1. SOR注文で(自動で)PTSを使う
  2. 材料が出た直後にいち早く取引できる
  3. 翌日盛り上がりそうな銘柄をPTSランキングから見つける

 

SOR注文で(自動で)PTSを使う

先ほど手数料の話の中で出た「SOR」という言葉、システムについて説明します。

SOR注文を使えばPTSのメリットを上手く活用できます。

SOR注文とは

 

「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」とは、複数市場から最良の市場を選択して執行する形態の注文です。
当社では、証券取引所(当社優先市場)、「ジャパンネクストPTS」の第1市場(J-Market)および第2市場(X-Market)、「大阪デジタルエクスチェンジPTS(ODX)」の4つの市場で提示されている気配価格等を監視し、原則、最良気配価格を提示する市場を判定して、自動的に注文を執行します。
※新規注文時のみ、SOR判定により注文が執行されます。(価格訂正時は、SOR判定が行われません。)

 

かける
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要するに、「発注をした段階でより有利に買える市場があれば、勝手にそっちの市場で取引を行いますね!」ってことです。

 

例えば東証での価格が100円の時に、実は他のPTSで99.5円で売られていたら、安いそっちで買ってきますね~ みたいなイメージです(笑)

 

SOR注文を利用しPTSでの約定になれば、

  • より有利な価格で取引できる
  • より安い手数料で取引できる

というメリットがあります。

 

「SORを使う」か「東証指定」かはこちらのページから設定方法を確認できます↓

>>注文市場の初期設定が選択可能となりました

材料が出た直後にいち早く取引できる

決算などの情報(材料)は取引時間外に開示されることが多いです。

材料の影響で株価が大きく変動することも多いですが、PTSを使えばいち早く取引をすることができます!

 

例えば…

  • (好材料を受けて)翌営業日にもっと上がると見越して、PTSで安く買っておく
  • (悪材料を受けて)翌営業日にもっと下がると見越して、PTSで早く売って逃げておく
  • ストップ高/ストップ安した銘柄の過熱感があるうちに注文しておく
    →PTSの夜間取引は、翌日の制限値幅で取引される

こんな感じで活用することもできます。

 

 

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ちょうど昨日(23/7/5)、ソシオネクストが暴落した例を取り上げてみます。

悪材料によって、ソシオネクストがストップ安まで暴落しました。

 

本日7/6は寄らずのストップ安となり、翌営業日には更なる下落が見込まれます。

要するに今日は「売りたくても売れない状況だった」ということです。

ソシオネクスト

そこでソシオネクストの昨日のPTS(ナイトセッション)を見てみましょう。

最終的にストップ安になりましたが、それまでにいくらか取引があったと出来高を見れば分かりますよね。

 

 

…こんなコメントがあるように、取引できるうちにPTSでいち早く取引をしていれば、損を抑えられるケースもあります。

もちろんその逆もあって、ストップ高になるような銘柄を安く買っておける場合もあります。

 

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前に私も、決算でミスった持ち株が、取引時間中に一時ストップ安になったことがありました。暴落です。

 

でも、前日のPTSで売っていればそこまでの損はでなかったハズなので、ちょっと悔しい思いをしましたね。

 

まあ、“タラレバ”なんていくらでもありますけど…。(笑)

 

 

 

PTSは流動性が低い=参加者が少ないという特性上、少数によって価格が決まるため、メイン市場とは値付けが大きく乖離することもあります。

例えば「夜間のPTSでは下げていたのに、いざ市場が開くと上昇した」なんてのはよくある話です。

 

PTS取引のメリット、デメリットを意識して取引を心掛けるといいかなと思います。

翌日盛り上がりそうな銘柄をPTSランキングから見つける

PTSランキングを活用すると、翌営業日に盛り上がりそうな銘柄を見つけることができます。

特に「デイトレード」をしている方は参考にし、活用するといいでしょう

 

PTSランキング

↑ハイパーSBI2

 

← PTSランキング 株アプリ

↑株アプリ

 

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

 

【SBI証券|PTS取引のやり方+手数料について】

  • PTSとは、通常株式の取引が行われる取引所(東京証券取引所など)とは別に設けられた私設取引所で行われる取引
  • PTSの取引時間は8:20~16:00(デイタイムセッション)/16:30~23:59(ナイトタイムセッション)
  • 手数料体系は「PTS手数料」が適用され、普段のスタンダード/アクティブプランは関係ない
  • ナイトタイムセッションの手数料は無料
  • 取引方法は「PTS」にチェックするだけ
  • PTSはメリット、デメリットあるから注意

 

 

かける
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というわけで、以上です!

 

PTSにはメリットもあります。

食わず嫌いで「なんとなく難しそうで使っていなかった」という方は、ぜひこの動画を参考にPTS取引も活用してみてくださいね!

最後までご覧いただきありがとうございました!